大正末期に谷崎潤一郎が住んでいた神戸東灘の住宅。「痴人の愛」を執筆した場所で、ナオミの家とも呼ばれました。2006年の取り壊し直前に一般公開され、移築場所が見つからないまま9年。2015年に和歌山県の有田川町「和歌山牟三荘」に移築されたものの、2016年にオーナーが亡くなって閉館。その後は維持が困難で、解体されてしまったようです。同所にあったクラシックカーの膨大なコレクションも、引き取られたり、名義移転が難しくて廃棄されたり……

SNS共有 / Share this