2012年当時、有田川町鉄道公園に展示されていた車両。1952年に常磐炭礦の専用線で職員を輸送するために作られてキハ21と名付けられ、1959年に岡山臨港鉄道に譲渡されてキハ1003と名を変え、1984年に岡山臨港鉄道の廃止に伴って紀州鉄道へ。キハ605の名を貰うも、振動が激しいなどの不具合で使われず放置。2000年に廃車されてふるさと鉄道保存協会に譲渡され、有田鉄道の金屋口駅構内に保存先を求めた。
流転の車両……。
ここに展示されたあと、2015年になぜかJR貨物・北陸ロジスティクスに譲渡されて、有田川町鉄道公園での展示は終了。2020年には社会福祉法人岐阜羽島ボランティア協会に譲渡されて、羽島市の「かみなり村」という施設に展示されているそうです。あちらでは中にも入れるらしい。

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